3匹のケヅメリクガメと暮らす【ままむんば】のblog。動物と触れ合ったら手を洗いましょう。最低限の衛生管理をしましょう。それは人間の責任です。


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今日、私がカメを育てていると知っている犬好きの親戚から電話があった。

「カメ・・・べっこうで出来たカメの置物いる?」

これが、単なる知人であれば、テキトーに話しをして
テキトーに電話を切ってしまうのだが、気兼ねもない親戚なのではっきり言う事にした。


いや、死んだカメさんのものはいらないよ。
私はカメを育ててるから。


そういうと、先方は言葉に詰まった。

私が○○さん(親戚の名前)に「犬の剥製もらったからあげるよ」って言われたらいる?


努めて冷静に言ったつもりだったけど、それがかえって話しを重くしてしまったらしい。
少し黙り込んだあと、そうだよね、そういうことになるんだ・・・ごめんと言われた。

そのあと、近況を少し話して、電話を切った。
携帯の通話時間記録は、1分21秒だった。


別に「べっこう」の材料にされる南の海に生息する「タイマイ」が
CITES(ワシントン条約:絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約」の付属書Iになってるなんて話しを持ち出すつもりもない。
先方も、悪気があって言ったわけでもない。
それも重々わかっているつもりだ。

でも。
犬好きが、猫好きが、その本物の毛皮で作ったぬいぐるみをあげると言われたら
素直に受け入れることが出来るだろうか。

カメを育てている私にとっては、それと同じことだ。



電話を切って思った。
爬虫類は珍重されても、その生態を大事にしてはもらえない。
絶滅危惧種であっても、だ。

綺麗な甲羅が欲しいがために、象牙と同じく乱獲され、消費されていく。
着飾るために殺される生き物たち。

そして、殺されて残った残骸である甲羅をは、また同じカメの形に成型されて売られていく。

もうニンゲンの横暴でしかない。

ニンゲンが殺されて、その骨でまた、ニンゲンの骨格模型を作るのと同じことではないか。


なぜ生き物を殺した残骸である甲羅や毛皮に価値を見出さなければいけないのだろう。
ニンゲンを含む生き物は、生き物として平等であって、それ以下ではないはずだ。
ニンゲンがそうであるように、動物にも生存していくという権利があるはず。

プラスティックや金属で出来た髪飾りじゃだめですか?
布地で出来たカメのぬいぐるみじゃ代わりになりませんか?
一生、肌身放さず持つものでもないだろうに。


私がカメが好きだから。
そう思ってくれた好意の電話であったはずなのに、
それを受け止められなかった私が不甲斐ないことをしたのかも知れない。

でも、その好意の及ばない所で
殺されていく動物が無数にいることも知ってもらいたい。

動物を殺さなくてもニンゲンが生きていける道は、それこそ無数にあるのだから。
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by moonba-moogle | 2006-04-09 22:59 | mama_moonba