3匹のケヅメリクガメと暮らす【ままむんば】のblog。動物と触れ合ったら手を洗いましょう。最低限の衛生管理をしましょう。それは人間の責任です。


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むんばの目

ずっと前にカメさんの視界について書いた。

顔に対して、鼓膜よりについてるカメさんの目。
問題は、左右の目の視点が対称になっていないことだった。

以前にも掲載したむんばの写真を見てほしい。


赤い点線がむんばの視線。
あくまで黒目(瞳のメラニン色素で覆われてる部分)から直線を引いた線でしかないので
厳密に言うと、瞳孔(光などの視覚情報の入り口のこと)の方向を指したものじゃない。

だけど、明らかに左右の目の視線がおかしい。

普段、むんばに接している分には、何の違和感もなかった。
もちろん、それは、動いているむんばを観察しているだけなので
むんばの顔が動けば、目も動くから見つけてやることは出来なかった。


異変が分ってから、次回、かかりつけの病院へ行くことがあったら診てもらおう。
そう思っていたのだけれど、喜ぶべきことに、診察を受けなければいけないような事態には陥らなかった。

そして、先日の下痢が続いたときにまず検便をして
診察が必要かどうか指示を仰いだら、単なる過食でそれもなくなった。

仕方なく、状況説明で上手く伝えられるかわからなかったけれど
目の事を聞いてみた。

おそらく、と前置きした上で、視力が悪いのだろうという。

端的に言ってしまうと、Captive Breeding いわゆるCB繁殖個体は
遺伝子劣化のようなものがあって、どこかに欠陥の有る子が生まれることもあるそうだ。

それが、むんばの場合には目に出たのかもしれない。

ではどう処置すべきかといえば、何もない。
あたりまえだけれど、眼鏡をかけてやるわけにもいかない。

そうなればもう、私がむんばの生活し易いようにサポートしてやるのみだ。

そして、不都合なことがあったら一緒に練習してやればいいんじゃないのかと思った。

たとえば、カメごはんを置いて、むんばを呼んでも
見当違いの方向へ向くことが有るから、鼓膜で名前を聞き取って振り向くまで辛抱強く待つ。
こっちを振り向きかけたら、野菜の緑が乗っているお皿を見せてやる。


・・・そんなことをずっと続けてきたら、反応が早くなった。
目だけで見るのではなくて、(耳も鼓膜を通して聞くからそんなによくはない)声や物音を聞いて
総合的に判断してくれるようになる。
だから、ごはんで呼ぶと、ちゃんと来てくれる。
何でもやってみるものだ。

脳みそ、ちいちゃいけれど
ゆっくり何度も繰り返してやれば、ちゃんと覚えてくれる。
ちゃんと反応してくれる。

これからもっと大きくなれば、いろんな変化があるのだと思う。
でも、カメさんだから、とあきらめないで
少しずつ辛抱強く、ルールを作ってやれば、応えてくれる。

こちら側の意思が相手に通じたとき、それは何ものにも代え難い喜びが生まれるものだと思う。
だから、長い年月を一緒に暮らしていこうって思えるのかもしれない。

むんばの目について不安を持ってから
少しだけ、体に欠陥がありそうということに「かわいそう」という感情を持った。

でも、それがあったことで
もっと、むんば自身のことをちゃんと受け止めて
考えてやれるようになった気がする。

むんばが出来ないことがあったら、サポートしてやる。
ニンゲンでもあたりまえのことだけど、対カメさんとなれば
その生態ばかりを考えて、何でも溺愛してやってやることばかり考えていた。

でも、カメさんだって学習できるし
何より、ちょっとずつ覚えたことを、素直に体現する。
そこまでの道のりは少しばかり長いけれど
それは、長生きカメさんのことだから
付き合う時間はたっぷりある。
これからも、それを楽しみながら、一緒に生きていければいいな。
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by moonba-moogle | 2006-07-06 23:22 | カメさんの健康