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3匹のケヅメリクガメと暮らす【ままむんば】のblog。動物と触れ合ったら手を洗いましょう。最低限の衛生管理をしましょう。それは人間の責任です。


by moonba-moogle
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命を操作する科学とは

韓国、犬のクローン化に成功

[ソウル 3日 ロイター] 人類がその最良の友のクローン化に成功した、と韓国の科学者が3日、発表した。世界で初めての犬のクローン化に成功したのだ。

ソウル国立大学のファン・ウソク(黄禹錫)教授が率いる研究チームは今年初め、クローン化された胚から対象の特定の遺伝子素材を持つ幹細胞を生成するのに成功、世界中で大きく報じられた。

今回、成体の体細胞移植によって犬を初めてクローン化し、この分野における指導的立場をさらに強化した。この技術は、世界で初めてクローン化された哺乳類、ドリーと同じ技術だ。生まれた犬は、「Seoul National University puppy(ソウル国立大学の子犬)」の頭文字からスナッピー(Snuppy)と命名された。

ファン教授は犬のクローン化によって生まれる画期的な進歩は、幹細胞で医療クローニングによる疾病治療だ。

ファン教授は記者会見で「私たちの研究の目標は、人間だけでなく動物のために、病気のモデルを研究するためのクローン犬を産み出すことです」と語った。

ソウル国立大学の教授の研究所で生まれたスナッピーは、4月24日、ラブラトルの代理母の子宮で完全に成長して、帝王切開で生まれた。体重は530グラムのオス。

2番目の子犬、NT-2は550グラム。しかし22日後、肺炎で死亡した。検死解剖では、特に解剖学上の問題は無かった。

1095個の融合細胞が123匹の代理母に移植され、2匹の犬が生まれた。確率は1.6%だ。

2匹の子犬は、成体のアフガンハウンド(オス)の皮膚細胞を体細胞核移植して産み出された。羊、ネズミ、雌牛、山羊、豚、ウサギ、猫、ロバ、馬なども同じやり方でクローン化されている。

アフガンハウンドが選ばれたのは主に、大きさと目立つ外観のせいだという。

研究チームは声明で「目的は研究用の動物を作ることで、家庭用のペットを作ることではありません」と主張。

医療用のクローニングには、研究や医療に幹細胞を提供するための胚を作り出す技術が含まれる。このことで、糖尿病からパーキンソン氏病までさまざまな病気の治療法が開発されるのだ。幹細胞は体内のどのような器官の細胞に発達しうるマスター細胞だ。

犬のクローン化に他の動物よりも時間がかかったのは、未受精の卵子を体外で成熟させるのが難しいため。

他の哺乳類と異なり、犬の卵子は卵巣からより早い段階で排出される。研究チームは、研究所で卵子を成熟させるのはあきらめ、犬から成熟した卵子を集めることで問題を解決した。

卵子の遺伝子的要素は除去され、オスのアフガンハウンドの皮膚細胞の核と置き換える。それを融合させて胚を作り出し、胚の発達に合わせて正確な時期に代理母のの子宮に着床させる。

今回の成果は英科学誌「ネイチャー」に掲載される。




まだわからないのか。
犬はあくまで犬であって、ニンゲンではないのだ。

体内器官が違うその時点でニンゲンの病気の研究対象から外れるはずではないのか?
出生率1.6%という数字は、治験には不十分ではないのか。

論文発表したいだけではないのか。

科学の知識に乏しい私だけれど、聞いてみたい。
科学に倫理は禁忌ですか?
by moonba-moogle | 2005-08-04 23:35 | News!